2015年03月21日
廃業しました
23年間やってきた大判焼きの販売を先月末でやめました。
その理由は年齢的に体力の限界です。
最終日は、いなげやの「フードランド店」でフィナーレにいたしました。
この最終日はこれまでの記念にと妻と二人で、いままでを偲びながら
営業したのですが心にはとても寂しさを感じたのです。
この23年間のうち当初は東北地方の各地のスーパーで巡回販売して
その後、拠点を東京に移しスーパー「いなげや」各店で、この
移動販売車を妻と交代で使い、私はタクシーの運転手や病院の送迎
バスの運転手を兼業で行ってきました。
これまで各地で多くのお客様にご利用いただいて感謝の気持でいっぱいです。
心を込めて一つづつ
妻の協力も得て

営業終了の移動販売車
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2015年03月06日
七十歳死亡法案可決

今回はチョッと趣きを変えて強烈なタイトルをテーマにしました。
ある日の新聞を読んでいたら「七十歳死亡法案可決」の文字が目に入りドキッとしました。
これは幻冬舎文庫が出版したものでフェクションとわかり安心したのです。
それにしても凄いタイトルの本だと思い購入して読んだのです。

筋書きは次のようなものです。
2020年、高齢者が国民の3割を超え、社会保障費は過去最高を更新。
1000兆円を越す国の借金、破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法」を与党だけで強行採決する。
この法案は七十歳になった老人を国家が安楽死によって生命を絶つというものです。
しかし国家に1000万円を納入しますとこの法から逃れることが出来るのです。
結局、貧乏老人は社会保障費がかかるので処分するものです。
私もその一人です。
今の社会のさまざまな問題点を随所に入れた社会派のホームドラマの
ような感じがしストーリーの深さも同時に思えたのです。
物語は宝田家を中心にさまざまな悩みを抱えた人たちが登場します。
ひきこもりの長男、格差社会の底辺の友人、ブラック企業で
過酷労働に耐える若者、就活しても職が見つからない人、
そして老人介護ホームでの生々しい実態などなど・・・

物語はここから始まります。
2年後に施行を控え、宝田東洋子(55)は「やっと自由になれる」と喜び感じながらも、
自らの人生の残り時間に焦燥感を隠せないでいた。
わがまま放題の義母(84)の介護に追われた十五年間、懸命に家族に尽くしてきた。
なのに妻任せの能天気な夫(58)、働かない引きこもりの息子(29)、実家に寄りつかない娘(31)は、みな勝手ばかり。
「家族なんてろくなもんじゃない」
東洋子の心に黒いさざ波が立ち始めて……。
誰より分かって欲しい家族なのに、
どうしてこの痛みを分かってくれないんだろう。
そんな悩みの中、夫が会社を退職し退職金で三ヶ月もの海外旅行に
出る。そして彼女は決断した。家を出て自活して行きよう!
はたしてその結果は・・・・。

幻冬舎文庫 600円
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