たまりば

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Posted by たまりば運営事務局  at 

2013年04月26日

知って得する話

 知らないって損ですよね。タクシー会社を退職の際、総務担当の人から

「65歳以上の人の場合、雇用保険の一時金が出るかもしれませんよ。
                     それと厚生年金基金のほうも」

この雇用保険の一時金とは正式には

  「雇用保険高年齢受給者資格証」

というものでハローワークに行って手続きをいたします。
どちらも手続きしたほうがいいと云われたのです。両方とも申請主義とかで黙っていてはお金がもらえないようでした。
普通の保険と同じようです。雇用保険はハローワークへ厚生年金基金は企業年金連合会へそれぞれ申請したのです。
ちょつと時間と手間はかかりましたが年末には雇用保険の一時金が給料の約1.5倍程度の
ちょつとしたまとまった額が振込まれました。
貧しい私にとりましては「埋蔵金」のようにも感じたのです。

 次にこの基金の存在をこれまで知らなかったのです。ほんとに無知な私です。
これは厚生年金とは別物のようでして任意で会社が加入しているもので私の場合は相当以前に勤めていた
会社が加入していたものでした。かって問題になっておりました
「年金問題」で私は社会保険事務所に加入履歴を依頼いたしました。
しばらくして「記録照会回答票」というのががまいりました。その中に(厚生年金基金加入期間)が記載されていたのです。
それが基金なのです。60歳になると支給開始となります。
厚生年金に加入されている方は注意して見たほうが良いと思います。



※企業年金連合会   http://www.pfa.or.jp/






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  • Posted by takachan  at 11:12Comments(2)

    2013年04月16日

    フェリーで出逢った女

      
     今から10年ほど前の11月中旬のことでした。旅回りの仕事で
    青森市のデパートで開催していた「全国旨いもの大会」で
    辛子明太子を販売しておりましてとても好調に売れておりました。
    この催事で知り合いの同業者から旭川のデパートでの物産展
    を頼まれ行くことを約束をいたしました。
                    

     とっぷりと日が暮れた冬の青森フェリー埠頭へ車を走らせました。
    今回の仕事の旭川は始めてなのですが妻が青森での仕事のため
    一人旅となったのです。
    岸壁には五千トンの「べえだ丸」がその大きな巨体を浮かべていました。
    商売道具を積んだワゴン車を船の積載スペースに収め船室にはいったのです。
    やがて本州の地をゆっくりと離れる船。
    一抹の心寂しい感傷的な気持ちにになっちゃいました。

     船室といっても大きな部屋で、ごろ寝がてきるようでところと゜ころに木箱に
    入った灰皿が置いてあるのです。
    旅なれた人は毛布に身をくるんで横になっている姿も目にはいり
    私は船窓から青森の灯りがゆっくりと流れていくのを酒を飲みながら
    それを追っておりました。
    軽い酔いに誘われて船内の自販機で二本目のワンカップを買ったのです。
    そこには30過ぎの小奇麗な女性も買い求めていたのです。私は咄嗟に

    「よかったらご一緒に飲みませんか」

    女性は無言で一緒に付いて窓側の場所に差し向かいに座り飲んで
    おりました。女は私に

       「どこから来たの?まさかこんな時期に観光旅行じゃないよね」

    「そうですよね、こんな時期に仕事で旭川まで行くんです」

    こんな会話から話がすすみ彼女は由美さんといい札幌在住の
    デパートのマネキンをしているとのことでとても奇遇な感じと親近感も
    持ちました。酔いの勢いもあって

    「由美さん旭川西武の物産展なんだけど手伝ってくれない」

       
          「いいけど、あそこは売れないよ」

    そんな会話から追加料金をだして特二等室に移りいろいろ地元の
    情報などを教えてもらったのです。

    フェリーが苫小牧に着いたのは午前四時ごろでした。
    由美さんを同乗してのはじめての道央道。
    冬の夜明けは遅く千歳付近で真っ赤な太陽が顔を見せた。
    高速を走っていてチョツト心配になったのはスタッドレスタイヤで
    なかったことで雪のないことを祈る気持ちでした。
    札幌を過ぎるころにはすっきりとした青空でとても気持ちがいい。
    岩見沢というところを過ぎるころから天候が急変しなんと雪になりさらに進む
    圧雪路になり砂川では吹雪模様で速度を落とし慎重な運転をした。
    やがて長い下り坂へ入る。無意識のうちにギャーダウンしたらアットいう間
    に車が大きく左へ回転し一回転半して止まった。

       「キャー!」

    由美さんの悲鳴がした。そしてその一瞬、車は大丈夫かとおもったが幸い
    にも無傷でセンターガードレールのほんの少しのところで停止した。

       「チェーン付けなくっちゃ」

    そこで次の滝川インターを出てチェーを買い求め装着して再び高速で
    旭川へと向い無事に到着したのでした。

    由美さんとは同じ宿をとり今回の勝利を願って乾杯。

    仕事場となる催事場所は地下一階の食品売り場の一角に設けられた
    小規模のイベントのようでした。
    開催日よりお客様の入りはよくなくなんとなしに活気に欠けるムード
    で由美さんが言ったように売り上げに期待できない感じでした。
    この催事場には古参のマネキンさんがいて私たち二人の関係を
    探索するような目で見ていたのです。
    フェリーで知り合っても男女の仲ではなくお互いに同業者としての
    気持ちだったので大手を振って販売したのです。
    由美さんは午後の暇なときには

    「社長、旭川は始めてなんだから売り場は私に任せて町を見て
     くればいいよ。そうそう旭川ラーメンは有名だしいってらっしゃい」

    私は寒々とした町中を散歩し北国の何か寂しそうな感じを覚えながら
    あてもなく歩きました。

    吹雪の日もありましたがあっという間の一週間でした。
    販売熱心な由美さんに支えられながら何とか売り上げは確保できた。
    カラッとした爽やかな由美さんだからお客様に好感を持たれたと思う。
    由美さんのお陰だ。
    私の同業者の中には札幌によく行く人もいる。この人たちに由美さんを
    紹介しよう

      「札幌にマネキン由美有り!」

    そんな気持ちだった。電車で一時間ちょつとの札幌だからという彼女を
    旭川駅で見送る。

    「元気でな。またどこかで仕事しょうよ!」 













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  • Posted by takachan  at 13:26Comments(7)

    2013年04月08日

    タクシーの足切りとぶっ込み

    タクシーはほとんどが歩合給です。そしてその給料体系の中に「足切り」という制度ありまして一部の会社ですが採用しています。そこで、まずこの「足切り」とは一般的にいいますとその日の「ノルマ」なのです。
    この話を分かりやすくするため歩合率を極端な例えとします。
    例えばあるタクシー会社でその日の足切り額(ノルマ額)を35000円と決めたとしましょう。
    ノルマに達しない運転手の歩合給が40%となります。一方達成者は55%の歩合給となるのです。
    それを例にして計算しますと次のようになります。
      
      Aさん  その日の売上 34000円×0.4= 給料 13600円 (足切り不足)
      Bさん  その日の売上 35000円×0.55=給料 19250円 (足切り達成)

    この両者の数字でお分かりになるとおもいますがAさんBさんとでは売上が1000円しか違わないのですが給料では5650円もの差が出てきます。
    そこで登場するのが会社に隠れてやる「ぶっ込み」
    という裏技なのです。ノルマに1000円足りなかったAさんは自分のお金
    1000円を入れ35000円にいたしますとBさんより1000円少ない18250円が
    その日の給料となる訳です。

    この差額がほんとうに足を切られるような痛さだというところから「足切り」の
    言葉が生まれたとも云われています。
    しかし、この制度には賛否両論ありまして経営者側からみますと運転手に目標を与え売上増進につながります。一方、運転手に云わせますと相当なプレッシャーになり安全運行に支障をきたすと云った意見もあるのです。さいわいなことに私の会社では、この制度はございません。


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  • Posted by takachan  at 13:43Comments(4)

    2013年04月01日

    タクシーの事故・一晩に二回の乗務員も

     タクシーは皆さん思っているより事故が多いのです。
    事故といっても、そのほとんどが接触事故て゛会社全体で年間三百数十件にもなります。

     会社で年に何回か開かれる「事故防止委員会」に始めて出席したのです。
    それは私が、お客様が下車した時ドア−レバーを勢いよく開けたところ道路のガードレールの
    切れ目に当たりドア−が傷ついてしまった事故のためなのです。
    タクシー事故の多くが単独の車両破損事故です。今回これに出席した6名のうち人身がらみは
    追突事故の1件で他はバンバーをこすったとテールランプを壊したとかの小さなものでした。
    この委員会の目的は事故防止を目的で開かれまして運転手は事故に至ったいきさつや
    反省文などを書く事故報告書を提出いたします。そして管理者から  

    「二度と事故を起こさぬように・・・」

    と厳重に申しわたされ社内処分が行われます。
    私の事故の場合、客席のドァーの開け方はマニュアルでは二段階に開けるとありますので、
    明らかに私の不注意が原因なのです。さいわい修理費は少額との事と始めての事故ということで
    社内処分は見送りとなったのです。
    そして、この一出番に二回バック事故をしてしまったAさん。
    テールランプの破損とバンパーのこすりの事故でして事故のいきさつを聞いてて少し気の毒に思ったのです。  
                
    「一回目の事故で、二度とタクシーをぶつけまいとの思いから緊張していたら又ぶつけてしまいましたどうもすみません。」

    Aさんの処分は修理代金の一部負担9000円というものでした。
    Aさんの性格もあるかも知れませんが余り緊張というか重圧を感じ過ぎますと事故防止にはならない場合も出てまいります。
    そのへんが管理者の腕の見せ所かも知れませんね。


    そしてダイナミックなものは新車でおろしたその夜、空車で大型ダンプと衝突して
    新車を全損させたつわものがおりましたが、会社を辞めちゃいました。


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  • Posted by takachan  at 15:20Comments(8)