前号から続きで会社に借金の相談に行ったNさんのその後です。
借金の借り入れにタクシー会社の総務課長を訪れたNさん、
総務課長と面談しましたが課長の口から
「N君、申し訳ないが会社には貸付制度はないんだよ。大変だろうが
自分で金策を考えてよ」
そしてNさんは再び私の家にガックリした表情で来たのです。
目はうつろで強い不安感を感じた私。
Nさんは
「もうこうなったら餓死しかないよ・・・・」
この言葉に私の心が動きました。何とかNさんを助けられないか。
頭の中がクルクル回りました。
そして浮かんだのがダメだった「緊急小口資金」を教えてくれた市議さんでした。電話をして
「Nさんが会社に借り入れのお願いにいったのですがダメでした。
いつ入ってくるか分からない傷病手当を待っていてはNさんは
餓死してしまいます。何かいい方法はありませんか・・」
すると市議さんが
「私もいろいろ考えてみます。後ほど連絡しますから・・・」
三十分ほどたったら市議さんからの電話です。
「傷病手当の支給がいつになるか分からないことなので、休職中は生活保護を受けたらよいと思います。よかったら早速、市役所の担当部署に行ってNさんさんの現状を説明し、その結果を連絡いたしますから」
私は二つ返事で
「宜しくお願いします」
一時間ほどすると、再び市議さんからの電話
「今、担当部署の人に詳しいNさんの現状を説明しましたので、申請 に必要な書類を説明しますからそれが揃ったらNさんに早めに市役所に行くよう伝えてください。」
書類は住まいの賃貸借契約書、預金通帳、印鑑、給与明細書、傷病手当申請書の控えなどでした。
早速、Nさんは書類を揃え、翌日市役所に向かいました。
一時間半ほどしてNさんさんからの電話です。
「おかげさまで保護申請がスムースに進み、保護決定をいただきまし た。ほんとうにありがとうございました。餓死しなくてすみました」
電話からNさんのほっとした感じの声が伝わってきたのです。
☆参考までに傷病手当金の計算式を記してみました。
(傷病手当支給額の計算式・概算)
基本給182540円+皆勤手当5200円=支給額187740円
支給額187740円×三分の二=傷病手当金123908円
傷病手当金123908円-社会保険控除41554円=手取り額82354円
どうでしょうか月額82354円の支給で生計やっていけるでしょうか。
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