バス暴走・運転手を襲う突然の異変

takachan

2014年09月23日 11:07


最近、路線バスや高速バスの運転手が突然意識がなくなり
事故を起こす事例が増えています。
住宅街を走る路線バス、運転手が突然意識を失い車に
衝突し電柱にぶつかったり、高速バスの運転手が同様に
意識を消失して追突する事故も発生しています。
その原因は心臓疾患や高血圧による脳障害によるものが
多いということが主たる原因のようです。
今、バス運転手の体調急変による事故が増加していて
事故件数は210件、乗客や運転手などの死傷者はこの4年間
で196人になりました。大勢の乗客の命を預かるバス。
いったいバス業界の何が原因でこのような事故が多発している
のでしょうか。その背景を探ってみました。




路線バスの場合、出勤ローテーションが出番によって毎回
違います。ある日は早朝ダイヤだったり、また深夜ダイヤ
だったりで生活リズムが崩れ健康状態に影響いたします。
タクシー運転手の場合には早番、中番、遅番と分かれていて
毎出番、自分専門のシフトを常時繰り返して乗務しますので
比較的、生活リズムがとれるのです。そしてまた疲れが溜まった
時には定時で勤務を終わらすことも出来、自分の体調にあった
勤務が出来る自由な面もあるのです。

 路線バスの運転手の平均年齢46歳で中高年に属し体調
不良の出る確率が高くなり、事故原因になる場合も出てきます。
バス会社の定期健康診断で異常が見つかった場合、早い段階での
適切な治療を行うことが事故減少に繋がります。
そしてまた多数の乗客を乗せるストレスも一因と考えます。
これは車内人身事故を防ぐため常に安全運転に気を使います。




東京の場合バスの運行時間帯は深夜バスを含め朝5時ごろから
深夜1時すぎまでとなり、これを法定労働時間内に乗務させるには
一台当たり3人程度の運転手が必要となります。(大手バスの
場合)バス業界全体では待遇面からも人手不足が起きていて若手が
不足しているのが現状なのです。
ある大手会社では苦肉の策として高校卒業したての人を入社させ
一種免許を取らせ社内勤務をさせ3年後に会社負担で大型1種仮免
をとらせ(路上試験のため)その後大型2種免をとらせる
養成乗務員制度をつくり若手確保につとめています。

事故を減少させるには無理のない勤務体系や適切な健康診断、そして
給料面の改善も必要とおもいます。
誰でも乗る路線バス、安心して乗車できるようにしてほしいものです。


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