真夜中の火葬場
9月に入っても猛暑日が続いています。
そこで今回はちょつと、ゾォーしたお話を・・・・。
タクシーをして始めて体験したとってもゾーとしたことです。
私の仕事場の立川駅の終電は午前一時半ごろなのです。
この時間を過ぎるとバッタリと客足が少なくなります。
この夜もしばらく待って乗ってこられたのが三十ぐらいの髪のながい女性でした。
「羽衣町の火葬場までお願いします」
かぼそい声でいいました。この言葉にいい気持ちがしませんでした。
駅から数分ほどで火葬場についたのです。入り口の鉄の扉は閉まっていて、
真っ暗で人の気配はまったくありません。
彼女は暗闇にスゥーと吸い込まれるように見えなくなったのです。
私は急に怖くなりました。今日はこれで終わりにしようと営業所へむかいました。
立川通りの東橋で女性が手をあげたので乗せたせのです。
「どちらまで」
「堀の内の火葬場まで」
発車してルームミラーを見ると、さっき火葬場で降りた女でした。
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