たまりば

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2009年08月26日

真夏の深夜に消えた女

タクシーに乗ってた女性が急に消えちゃった。
 夏枯れと不況のせいでしょうか今日もタクシーは暇でした。深夜になっても相変わらずなのです。終電ちかくの頃やっとタクシー乗り場のハナ番(先頭)になったのですが中々お客様が表れません。そのうちに1メーターのお客様でもいい、乗せて動きたい気持ちになりました。ミラーで見ていましたらやって来ました。旅行バックを持った女性の方

  「どちらまで・・・」

    「入曽まで行ってちょうだい」

 とてもハキハキとした30代のキリットとした女性でした。私は心の中でラッキーと思ったのです。それは最低でも5000円以上になるからです。今日の一番のお客様なのです。
 発車して暫くしますと後ろの座席から軽い寝息が聞こえてきましたのでクーラーを弱にいたしました。やがてタクシーは西武ドームを過ぎ小手指陸橋へと進みました。そこでタクシーを左に寄せて止め

  「お客さん、起きてくださーい〃」
 
女性はハッとした様子で周りをクルクル見渡し

   「あらイヤだ、寝てたのね。ココ何処」

 「間もなく行政道路に出るところですが、右、左どちらに行きましょうか」

 女性は手際よく道案内をしてくれたのでした。だんだんと人家のない畑や林の所を走りその時でした客席から小さな声が洩れ

  「ぁーーー」       真夏の深夜に消えた女

 この声に気もとめず暗い細い道を走ったのです。

  「ここ右よ」

右にまがると細い農道のような道でした。周囲は畑と小さなビニールハウスがあるようです。

  「ここでいいわ」

   「えっ〃」

  「この先、行き止まりなの。そこが私の家。だからここで・・」

 ライトで見ると確かに前方はるかに建物が見えたのです。料金は6790円でした。
彼女は1万円を出し

  「お釣りはいいわ」

 足早に降りていったのです。私は料金メーターをリセットしてバックしようと後ろを見ると座席に小さなひものついた紙袋があるのです。きっと忘れたのです。急いで前を見たのですが降りた女性の姿がありません。周りの畑や後ろも何度も確認したのです。狐につままれたような感じと不気味な気分になったのです。
急に怖くなったのです。急いで広い道へとバックして出たのです。胸がドキドキしています。時計を見ると1時半をまわっていました。そして帰る途中でした。後部客席から妙な臭いがしたので西武ドームのそばで停車をしたのです。

 ひょいと座席を見ますと白いシートカバーがびっしょりと濡れていたのです。
この時でした。タクシー怪談の「青山墓地の女」が頭に浮かんできたのです。

  もしかしたら・・・・・・。

 さっき、もらった1万円札をルームランプを点けて確認したのです。確かに本物でした。そして幽霊ではないような気分になったのですが今度は忘れ物の紙袋が気になったのです。
恐々と袋から小箱を取り出しそぉーつとふたを開け見た瞬間

  「うわぁーーーーー〃」

心臓が止るほどの驚きでした。そして、もうタクシー辞めようと思ったのでした。

その小箱の中には入れ歯が並んでいたのです。




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  • Posted by takachan  at 09:55 │Comments(9)

    この記事へのコメント
    takachanさん、今晩は!
    今日の名古屋は生憎の曇り空で、肌寒いお天気でした。

    >タクシーをやっていますと普段体験できないことに遭遇することもございます。こういった事がテーマになりブログ更新へと繋がっていくのです。
    確かにそう感じます。

    ところで今日は勤務明けで、仮眠後に市内の道をバイクで走って覚えてました(笑)

    そして、こうやって覚えた道に勤務中に送客があったり、乗客があったりするので、足切りがあっても、困った乗客があっても、懲りずに流しが出来てます(笑)
    Posted by 田原とんび at 2010年12月04日 22:59
    こんにちは、torisugariさん。
    わざわざREコメントありがとうございました。

    ボクが一番嬉しかったのは一年も前の記事を読んでいただいたことです。

    また今度、通り過ぎないで時々お寄りください。

    心からお待ちしております。
    Posted by takachan at 2010年12月02日 16:28
    こんにちは、田原とんびさん。

    タクシーをやっていますと普段体験できないことに遭遇することもございます。こういった事がテーマになりブログ更新へと繋がっていくのです。
    Posted by takachan at 2010年12月02日 16:23
    takachan様

    ひぃぃーー!
    「入れ歯」ですか!

    私がその状況でしたら、気絶します
    どうもありがとうございました

    とんびさんの話もひぇーっ、なので
    小心者の私には到底つとまらないお仕事ですわ・・・汗
    Posted by torisugari at 2010年12月02日 11:04
    こんにちは、torisugariさんはじめまして!

    せっかく訪れていただきご不便おかけして申し訳ありません。
    昨年の記事を改めて確認しましたら確かにリンクしていません。
     それではその中身をご説明いたします。

    それは宝石を入れるようなしゃれた箱を開けましたら「歯」が出てきました。心臓が止まる思いをしたのです。よ~くみたら入れ歯だったのです。

    どうぞ、今夜はぐっすりとお休みください。
    Posted by takachantakachan at 2010年12月01日 15:49
    通りすがりさん
    >いったい何が入っていたのでしょうか??
    気になって夜も寝られません。。。

    え〜! こんな話題もあったんですね?

    僕も中身が気になります(笑)

    ひと気の無い所での深夜の女性の乗客と言えば、僕も一度だけ経験がありますが、誰も居ない交差点のはな番で、バインダーに書き込みをしてたら いきなり窓をコンコンされてびっくり!

    はじめは警察か?と思いました(笑)
    乗って来たのは、キャサリンに似た女性だったので、まさか狐か?などと思いましたよ。
    Posted by 田原とんび at 2010年12月01日 14:57
    はじめまして。
    通りすがりですが、ブログを楽しく拝見させていただきました。

    しかし!この記事、、、リンク先がありません。
    いったい何が入っていたのでしょうか??
    気になって夜も寝られません。。。

    よろしければ教えてくださいませ!!!
    Posted by torisugari at 2010年12月01日 14:21
    おはようございますkoyuriさん。
    東京は初秋の感じになりました。

    先日koyuriさんのブログコメで申しましたことなのです。
    Posted by takachan at 2009年08月27日 04:32
    一体、誰のモノだったのでしょう??

    真実を知りたくもあり、知りたくもナシなんですけどね‥‥
    Posted by koyuri at 2009年08月26日 22:40
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