2009年06月28日
引き潮
どうも私たち人間の体と月との間に何か不思議な係わり合いがあるように思うのです。
よく満月の夜には血が騒ぐとも申します。殺人事件なども満月に近い頃に起きるような話も聞きます。不思議なことに私の商売の大判焼きも満月に近くなると売上げが良いのです。気のせいでしょうか・・・。
私の幼少の頃の記憶なのです。
ある時、祖母に連れられて岩手県の一関という街の親戚らしき家に行ったのです。
そこは古くからの大きな商家のようでした。祖母と一緒に奥の薄暗い大きな部屋に入ったのです。布団の中にお婆さんが横たわっておりました。
その周りをかこむように家族とか親戚の人達が沈んだ様子で座っていました。私達もそこに加わったのです。
布団の側には肥った眼鏡をかけたお医者さんがいたのです。その医者が見守っていた家族の人に
「残念ですが長くはないようで・・・」
家族のおばさんが、お婆さんを覗き込むようにして
「おばあさん、ほんとにご苦労だったねぇー」
そう云うとお婆さんの鼻から赤い血が流れ出てきたのです。
誰かが
「今日の干潮は何時だぁー」
すると家族のひとりが暦を見にいきました。
「今晩の8時でがんす」
「んじゃ、がん屋(葬儀屋)たのばねべば・・・・」
親戚のお婆さんは、その夜みなんに見守られる中、大きくフゥーと息を吸ったのが最後でした。
この、お婆さんのことは今でもとても鮮明な記憶として残って
いるのです。
参加しています
こちらをクリックして頂けると嬉しいです!
よく満月の夜には血が騒ぐとも申します。殺人事件なども満月に近い頃に起きるような話も聞きます。不思議なことに私の商売の大判焼きも満月に近くなると売上げが良いのです。気のせいでしょうか・・・。
私の幼少の頃の記憶なのです。
ある時、祖母に連れられて岩手県の一関という街の親戚らしき家に行ったのです。
そこは古くからの大きな商家のようでした。祖母と一緒に奥の薄暗い大きな部屋に入ったのです。布団の中にお婆さんが横たわっておりました。
その周りをかこむように家族とか親戚の人達が沈んだ様子で座っていました。私達もそこに加わったのです。
布団の側には肥った眼鏡をかけたお医者さんがいたのです。その医者が見守っていた家族の人に
「残念ですが長くはないようで・・・」
家族のおばさんが、お婆さんを覗き込むようにして
「おばあさん、ほんとにご苦労だったねぇー」
そう云うとお婆さんの鼻から赤い血が流れ出てきたのです。
誰かが
「今日の干潮は何時だぁー」
すると家族のひとりが暦を見にいきました。
「今晩の8時でがんす」
「んじゃ、がん屋(葬儀屋)たのばねべば・・・・」
親戚のお婆さんは、その夜みなんに見守られる中、大きくフゥーと息を吸ったのが最後でした。
この、お婆さんのことは今でもとても鮮明な記憶として残って
いるのです。
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Posted by takachan
at 09:55
│Comments(6)
私も父母を亡くしましたが母親の死は言葉にならないくらい悲しかったのです。
でも、先日の映画「おくりびと」を見て
新たな旅立ちのようにも思うようになってまいりました。
最近は母が逝った!
その時は「心臓が止まってる」と病院からTEL!
タクシー車内「心臓が止まってる」ってどうゆうことだ?(考)
見た光景は看護婦が馬乗りになって
心臓マッサージをしていた!
「もう~~」と言う看護婦を遮り
「ワイがやる!後30分頑張れば伯父が着く!
頑張れ!おっかあ!」
あばら骨なんか折れてもいい位、!!
5分?10分?わかんねえ!ふう~!
「もういいでしょう!」間に合わなかった!来たのは限界!
先生が出てきて
「6時54分でした!ご愁傷様です!お力に成れませんで!」
「長い間お世話に成りました」声出たんかな?
ワイがあきらめた時間!
情けない救命士でした!
とても分かり易いDNAのご説明ありがとうございました。
おっしゃるように人間科学を超えたものが存在するのではと考えてます。
高次元の意識体もその一つでしょうね。
私はこれを大宇宙と置き換えてみました。
が精子が受精すると同じように胎児の中に入り遺伝と意識が合体し個性として生まれて一生を過ごすことになります。形あるものはいずれ壊れるか劣化
して使用出来なくなり意識はそこに留まることができなくなった時が死と言うものだと思います。DNAは人間の遥か及ぶ事の出来ない高次元の意識体〔神か?〕が創造したものと確信しています。
今は延命医療が進歩して「引き潮」は当てはまりませんね。
でも私たちの生命は偉大なる宇宙の中で存続しているのかなーと思って書いてみました。
ともあれ、満月には人の調子を狂わす力は昔からあるみたいで、世界各地に様々な話がありますからね。