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Posted by たまりば運営事務局  at 

2014年11月02日

回想・命の送迎

 病院の送迎バスの運転手をやっていたときには運転手の数が
十数人いて、その3分の1がシルバー人材センターからの派遣
でした。残りはタクシーやバスの運転手をやっていた人たちで
何かにつけ対立などもありあまり、しっくりしない職場環境
でした。
大半の運転手は人工透析の患者さんの気持ちも少しは理解でき
人たちでしたがシルバー派遣の中には運転が荒ぽかったり接客
態度で苦情が出ることもありました。


私たち運転手は患者さんの各家までの送迎をいたします。
 人工透析は週に三日、毎回4時間かけて自らの血管と透析機器を
繋ぎ血液浄化をいたします。その間はベットに横たわり体の自由もござい
ません。血管に刺す針は通常の注射針より相当太いものを使用する
ので刺すときの痛みは辛いようなのです。
人工透析は注射針から血管から血液を取り出し血液中の毒素と
余分な水分を機械を通して除去し再び体内に戻すものです。
 しかし、これをいたしませんと命の存続が出来ないのです。
また人工透析終了後に体調を崩す人もおります。
例えて申しますと人工呼吸器と同様なのです。
でも、どの患者さんも生きることに必死なのです。
とても、とても気の毒としか云い様がございません。毎回、同じ
患者さんと接していますと同情心から私の心も暗くなってくるのです。
でも、できるだけ明るい気持ちで取り組んでいます。

 更に、その上職場のシルバー人材の古株の人から

  「タクシー運転手あがりで、よく病院から雇って
              もらえたねぇー」             
などと云われました。
きっとシルバー人材からの派遣の方々の過去の経歴は社会的に地位の
高い職業の人が多かったのでしょうか・・・

 でも、こんな事ぐらいの「いやみ」でイヤになっては患者さんに
申し訳けないと思っていましたので頑張りました。

いつも笑顔をわすれず、そして患者さんに親しみを込めての
接客また明るい雰囲気づくりのバス車内などなど・・・・










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  • Posted by takachan  at 10:44Comments(6)