たまりば

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Posted by たまりば運営事務局  at 

2014年06月13日

倒産・こんなこともありました。


今回は回想してかって都内の百貨店での商売がテーマです。

 都内のデパート周りも2年を過ぎました。
商売は順調に推移しておりまして、特にドル箱の東急東横
のれん街と横浜そごうは月一回のペースで催事をやってま
したので収益も多く蓄えも結構な金額になっておりました。

 そんなある時、横浜そごうの8階大催事場で

  「謝恩大バーゲン」

 に出店していたのです。でも、こう云う安売りのイベントは
私たち催事業者には魅力がないのです。売れないから
なのです。しかし、これもお付き合いの内でデパ地下催事
の仕事を取るのにも大事なのです。

 綺麗にボリウムたっぷりに盛り付けた博多明太子を見て

  「美味しそう〃でも高いわー」

 こういうお客様がバーゲン会場には多いのです。
隣の売り場では私の口座元の水産会社の店長が銀鮭を
さばいて4切500円で売っていました。これはほどほどに
売れていたのです。朝から鮭切りをしていた店長にお茶
飲みに誘われ喫茶室に行ったのです。店長が

  「ねぇー、おたくの明太子会社と連絡とれないんだよ」

私は
     「まさかー、と゛うしてー」

 でも何か変な予感がしたのです。先日の電話連絡で今月
の私に支払うお金を10日ほど遅らせるといったのです。
このことを店長に話しましたら心配してくれ情報を取り引先
に当たってみるといったのです。
 
 喫茶店を出る時、コーヒー代を店長はズボンのポケット
からジャラジャラと500円玉をイッパイ出し支払つたので
す。それを見た私は売上げ金の500円玉をネコババ
いたと思ったのです。

明太子会社から貰う約160万円はどうなるのか・・・・



 この月の辛子明太子会社からの私への支払いは期日になってもなかったのです。蓄えがあっても入るものが入らないと気が気でなりません。 そこで東京営業所へ行ってみましたが、もぬけの殻で誰もいませんでした。 何日かしたある日、営業所長から自宅に電話があり

「心配かけてすみませんねぇー。会社は潰れましたよ、私いま名古屋の営業所の冷凍倉庫の商品を現金に変えて私たちの給料にしようと思っているんですばい。貴方への支払いは、そごうの口座元の水産会社に入りますので水産会社と交渉してなんとか貰って下さい」

 所長の話によりますと辛子明太子会社は売上は相当に伸びましたが運転資金が足りず、最後にはサラ金からも借り入れたとのこと、所謂黒字倒産のようです。 私は早速、横浜そごうの地下にある水産会社の売り場に店長をたずねました。いつもの喫茶室に行き、店長はコーヒーをすすりながら

 「160万円も支払われないんだ。それはキツイよなぁー  よし、会社の経理に話してみ るよ」

 

 この店長とは何度か商談の際に酒を飲んだりして親しい関係だったのです。暫くして経理から売り場へ電話があったそうで明太子会社への支払い分が270万円あるとの事。私の事情を理解してくれて、この中から160万円を私に払ってくれるとのことになったのです。この時は、ほんとにホットした気持ちになりました。親切な水産会社の店長のお陰さまだったのです。この事が縁で、この店長との深いお付き合いが始まったのでございます。
そごうのテナントの水産会社の店長のお陰で無事160万円が入金になりました。 そのお世話になったお礼にと私は水産会社店長を亀戸のスッポン料理屋へご招待したのです。 この夜、店長は水前寺清子風の30代の女性を連れて来て私に紹介しました。 

「彼女は八王子そごうの惣菜売り場の店長です」

 彼女はにっこり笑いぺコンと頭を下げました。水産会社の店長はどこか加山雄三を渋くした男前でしてけっこう女性に持てるタイプです。 食前酒とかで三人でスッポンの血で乾杯をしました。私はこの時、辛子明太子会社が潰れてドル箱の「東横のれん街」の仕事がなくなった事を水産会社店長に嘆きました。すると店長は

 「心配しなくてもいいよ。のれん街には及ばないが  そごうの仕事とってあげるよ・・・・」

この頃のそごうは破竹の勢いで首都圏に次々と新店を出していたのです。後にこれが原因で水島経営が破綻するのですが・・・・。    

 「店長、仕事の紹介はとても有難いのですが・」 

「他に何か・・・・・・」    

 「肝心かなめの辛子明太子です」

 「あーそうか。それならうちの会社と取引のある   明太子メーカー紹介するよ、いままでのような   潰れないシッカリとしたところをね」

」この話がまとまって、宴も盛り上がってまいりました。何か、体の中からあたたかいような妙なエネルギーを感じたのです。きっと、スッポンの血が効いてきたのかもしれません。やがて、宴も終わり料理屋を出て通りでタクシーを拾ったのです。後ろに水産店長と惣菜の女店長、私は前に乗り込みました。発車して間もなく錦糸町に来ましたら 

 「オ-ットここで止めて〃 」            

         「今日はアリガトね。ご馳走さん」

そう云って、女店長と二人で降りてしまいました。そして一人になった私は 

「きっと、スッポンの血があの二人にも効いたんだと」



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  • Posted by takachan  at 17:03Comments(2)