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Posted by たまりば運営事務局  at 

2011年07月17日

お葬式相談会

誰にでも訪れる人生の終着点。

私は父と母を送り出しいたしました。
父は末期癌でしたので時間的にも精神的にも少し考える
ゆとりがありましたので納得のいく葬儀が出来たと思っています。

 それから15年後、母の時でした。
買い物中に倒れ救急車で病院に運ばれました。
駆けつけた私は集中治療室のベットの無意識の母の姿でした。
医師の説明では脳溢血だそうで頭を開いて治療中とのこと・・・。
結果は一週間の闘病生活だったのです。

臨終を告げる医師

 そして母の遺体処置をしてくださる看護師さんたち。
この一週間懸命の看護には、ただただ頭が下がりました。

 やがて白い布をかぶせられた母の姿。
この時ほど母の死を自分が受け入れることが出来なかったのです。
看護師さんから

  「ご葬儀のことですが・・・・
         どちらかへお願いされてますか」

この時まで死を考えたくなかったので、その先など思っていませんでした。

       「まったく考えていませんでしたので・・・・・」

  「それでは病院の方でご紹介いたしましょうか」

私が頷くと、ものの三分もしないうちに花束を持ったダークスーツの
男性が現れました。
彼は型どうりの挨拶と花束を遺体の側にささげ手を合わせました。

「当社は病院待機の順番て゛伺いました。これも何かのご縁ですね。
まづご遺体を霊安室までお運びいたしますが通常では3万円なの
ですが、もし当社にお任せいただければ無料でご奉仕させて
いただきます。そして故人さまのお暮らしになったところを
移送寝台車でまわらしていただき、それから斎場へという
ことでいかがでしょうか」

                     

 とっても物腰の低いこの葬儀社の方のご案内で通夜、告別式と
進んでいくのですが母の親類の青森や岩手の方たちも通夜から
泊り込みで参列していたのです。その内の一人が津軽で
葬儀社をやっていて

   「いゃ~東京の葬儀は、まんずド派手でなっすなー」

 その意味が告別式の最後のお別れの時に分かりました。
場内にはどことなしに悲しそうな童謡が流れてきました。
司会者がナレーションのように死装束について参列者に歯が浮く
ような感じで説明をしてたのです。

 私はとても違和感を感じ葬儀社が母の死を過剰に演出している
ような気がしてなりませんでした。
私の考える死のイメージではありません。

 たしかに葬斎場の各設備も立派でしたし従業員さんの応対も
とても満足でした。

しかし、母の死がナレーションやBGMのような演出には
深い戸惑いを感じたのでした。
母は私をこの世に送り出してくれた只一人の母ですから・・・・。
その死は私にとっては厳粛であり深い悲しみの中から
旅た゛ってほしかったのでした。

そんな経験から次号でお話いたします

  「お葬式相談会」へと繋がってまいります。

                     


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  • Posted by takachan  at 10:53Comments(6)