2013年01月07日
就活 / タクシー業界と行政
みなさん、こんにちは。
今回は就活シリーズの中ではチョツト硬いテーマでお付き合いください。
タクシーは道路運送法、運輸規則、道路運送車両法、道路交通法、計量法、遺失物法などの適用を受けております。
これらのことは公共交通機関としての使命が課せられていると解釈しているところであります。
タクシー業界は、かって様々な問題を発生させたことにより行政の監視、監督、
指導体制が強化されてきたのは必然的なことだったと思います。
それはタクシー事業は国の事業許可が必要からなのです。そして国は事業者に対して
「利用者が誰でも、いつでも、何処でも安心して乗れるというサービスの質を
一定水準に維持する社会的責任がある」
と求めているのです。
しかし、タクシー事業者のすべてが、この国の指針に対して日常的に企業努力をしているかと申しますと私はNOと答えます。
体験的に云うならば事業者の中には乗務員に少しでも多くの営業収入を求めます。
これは営利事業では当然のことでありますが大切な事は法令の遵守であります。
営利優先、遵法後回しでは困ります。
簡潔に申すならば営業収入と法令とは車の両輪であるべきと痛感いたします。
なぜならばそれが公共交通機関の使命なのです。
現実的にはこれらの事が欠如している事業者も存在しているのも事実なのです。
私たちタクシーに係わる全体がこれら法律、規則等を誠心誠意をもって実行することが大切と思うのです。
具体的には申しませんが間違っても法のすきまをぬうような行為はあってはならないのです。
ある日、私の妻が駅のタクシー乗り場から近くの病院まで乗ろうとしたら
「お客さん、そこだったら歩いたほうが早いよ」
そして友人が勤めるタクシー会社では、定時で乗務を終了しようとしましたら管理者が
「営収少ないからもう一回行ってこい」
この二つの事例が今日の実情なのです。
しかし大多数のタクシー事業者の人々が懸命に法令順守を実行している中で
誠に残念な事例であります。
次にタクシー運転手の労働環境であります。その一つに長時間労働が挙げられます。
この事は交通事故の増加や接客接遇などに大きな影響を与えてまいりました。
そして乗務員の賃金形態であります。業界には
A型賃金 一部固定給があり賞与もある
B型賃金 完全歩合給
AB型賃金 歩合給であるが、毎月の支給額をプールして年2~3回に
分けて賞与という形で支給する
この三形態ですが現在の主流はB型賃金が多いようです。
しかしこの形態は厳格に云うならば労働基準法の精神にそぐわない部分が出てまいりますが、
厳しい経済環境下の現在では仕方ないことかもしれません。
理想的には一部大手事業者が実施しているA型賃金が本来あるべき姿と思うのです。
そこには労働者、使用者間の信頼関係が成り立ってこそ出来る形態だからなのです。
国土交通省
参加しています
立川情報をクリックして頂けると嬉しいです!
スーパーのいなげやが無料宅配を始めました
http://todok-ing.jp/ina/top.do
今回は就活シリーズの中ではチョツト硬いテーマでお付き合いください。
タクシーは道路運送法、運輸規則、道路運送車両法、道路交通法、計量法、遺失物法などの適用を受けております。
これらのことは公共交通機関としての使命が課せられていると解釈しているところであります。
タクシー業界は、かって様々な問題を発生させたことにより行政の監視、監督、
指導体制が強化されてきたのは必然的なことだったと思います。
それはタクシー事業は国の事業許可が必要からなのです。そして国は事業者に対して
「利用者が誰でも、いつでも、何処でも安心して乗れるというサービスの質を
一定水準に維持する社会的責任がある」
と求めているのです。
しかし、タクシー事業者のすべてが、この国の指針に対して日常的に企業努力をしているかと申しますと私はNOと答えます。
体験的に云うならば事業者の中には乗務員に少しでも多くの営業収入を求めます。
これは営利事業では当然のことでありますが大切な事は法令の遵守であります。
営利優先、遵法後回しでは困ります。
簡潔に申すならば営業収入と法令とは車の両輪であるべきと痛感いたします。
なぜならばそれが公共交通機関の使命なのです。
現実的にはこれらの事が欠如している事業者も存在しているのも事実なのです。
私たちタクシーに係わる全体がこれら法律、規則等を誠心誠意をもって実行することが大切と思うのです。
具体的には申しませんが間違っても法のすきまをぬうような行為はあってはならないのです。
ある日、私の妻が駅のタクシー乗り場から近くの病院まで乗ろうとしたら
「お客さん、そこだったら歩いたほうが早いよ」
そして友人が勤めるタクシー会社では、定時で乗務を終了しようとしましたら管理者が
「営収少ないからもう一回行ってこい」
この二つの事例が今日の実情なのです。
しかし大多数のタクシー事業者の人々が懸命に法令順守を実行している中で
誠に残念な事例であります。
次にタクシー運転手の労働環境であります。その一つに長時間労働が挙げられます。
この事は交通事故の増加や接客接遇などに大きな影響を与えてまいりました。
そして乗務員の賃金形態であります。業界には
A型賃金 一部固定給があり賞与もある
B型賃金 完全歩合給
AB型賃金 歩合給であるが、毎月の支給額をプールして年2~3回に
分けて賞与という形で支給する
この三形態ですが現在の主流はB型賃金が多いようです。
しかしこの形態は厳格に云うならば労働基準法の精神にそぐわない部分が出てまいりますが、
厳しい経済環境下の現在では仕方ないことかもしれません。
理想的には一部大手事業者が実施しているA型賃金が本来あるべき姿と思うのです。
そこには労働者、使用者間の信頼関係が成り立ってこそ出来る形態だからなのです。
国土交通省
参加しています
立川情報をクリックして頂けると嬉しいです!
スーパーのいなげやが無料宅配を始めました
http://todok-ing.jp/ina/top.do
Posted by takachan
at 13:59
│Comments(10)
>>地域に必要な一台
>この心がけはとても素晴らしいことと思います。
その心がけでいつもいればおのずと好結果になります。
>>地域に必要な一台
>この心がけはとても素晴らしいことと思います。
お客様の生の声と実際のニーズ、先輩の一言と774が教えてくれた、僕に相性の良い(地の利のある)エリアでの仕事、それを裏付ける2年半の実際のエリアでの売上げと街中での売上げの格差が、如実に現実を表しています。
無線配車センターで「20分待って下さい」と言われたお客様の元に、5分後10分後に現れる事で、ライバルとは違う仕事をしてお客様の日常の、ほんの一場面のお手伝いをする事に因って 不思議に足切りに届いていくのです(^-^)
※今月もお客様のお陰で、幸先良いスタートが出来ました。
いつもご利用頂き、本当に有難うございます(^-^)
これからも精進します。
特に熱海の場合には観光地という特性をかかえた町ですね。
最近では宿泊関係が苦戦しています。
したがって観光業界一体でサービスのグレードアップが必要になります。
ですから態度の悪い乗務員は淘汰されていったのではないのでしょうか。
この心がけはとても素晴らしいことと思います。
関係法令がどうであれ乗務員や管理者も同様の発想が必要とおもいます。
こつこつと真面目にやってこそ社会的にも信頼されるタクシー会社になります。
もちろん、その他の業界も厳しいと思いますが(^ー^;
熱海のタクシー会社も景気が良くないので四苦八苦しているようです。
しかし、以前の態度の悪い運転手さんは少なくなってきたように感じます。 客商売の基本ですよね。
でも近場のお客様でも大切にしていると、思わぬ長距離客があったりして、特に自分が苦労して開拓したエリアではそれが顕著です(笑)
僕はこれを、地域に必要な一台になれたからだと思っているのですが、
既に定年された先輩の一言「タクシーは自分に縁のある人が乗るんだよ。」のアドバイス通り、近場のお客様でも喜んでもらえる仕事が出来たら、その日は良い仕事が出来たと僕は思っています(^-^)
※「あんたが来てくれて、本当に助かった。」
この一言が最高のご褒美であり、やり甲斐です(笑)
反面、大手タクシー会社の労使関係がl良好な場合には一部固定給を取り入れております。
経営者の法令順守によって大きく変わります。
タクシー業界ほど会社や乗務員の質の格差が大きいのは不思議です。
特に乗務員はガラが悪いのはほんの一部なのですが、お客様の見る目は違います。
東京都区内の場合にはタクシーセンターにお客様から苦情がはいりますと乗務員は苦情減点になり何日間か乗務できない方式をとっていますが、それでも悪はいるんですね。困ったものです。
真面目に額に汗して働く人が報われずに、楽して人の上前をはねる人達が報われる社会では、絶対に袋小路に入り込むだけだと思いますけどね。
また、障害者手帳を出して料金の割引を求めると「ちゃんと歩けるのにどこが悪いんだ」と手帳を突き返された、という方もいます。(外見では分からない障害もあるのにね)コレなんかは、割引きした分をドライバーの水揚げから引く会社もあるのでタクシー会社もヒドイところがあります。
この業界は、「渡る世間は鬼ばかり」の心づもりでタフにならないと生きていけませんね。