2012年03月07日
危ない関係/熟女編
終電車の時間帯でした。立川駅から若い女性のお客様を15分ほどかかる
郊外の村山団地までお送りして空車になりその帰り道でした。
この団地の入り口のそばにあります「赤ちょうちん」の前で女性が大きく手を
振ったのでお乗せしたのです。中年の熟れた感じの女性でした。
「どちらまで参りますか」
「運転手さん今、何時」
「えーと2時少し前ですが」
「あそー、じゃー幸町のスナックPまで行って」
このスナックは車庫に近いのでラッキーと思いこれで今日は終わりにしょうと
決めたのです。途中、このご婦人お酒を召し上がったようで他愛ないことを
話かけてくるのです。
「まったくねぇー、一人は寂しいよねぇー」
「そうですよね、生きていますと色々ありますから・・・・」
「私なんか主人が長いこと単身赴任でね・・運転手さんなんか寂しいときってある?」
「そりゃーありますよ、誰でもそうだと思いますよ」
「じゃー、そんな時どうするの」
「そうですね、酒とかカラオケとか、あと友達とワイワイでしょうか・・・」
「カラオケするんだ」
こんな会話をしていますと、今日はこれで終わりだし、カラオケをしたい
気持ちに急になったのです。
「スナックPのカラオケの音響はすごくいいですよね」
「あら運転手さん、P行くんだ、だったら一緒にカラオケしようよ」
結局、私は仕事を終えてこのスナックに行くことにしたのです。
ご婦人からタクシー料金を頂いてメーターを空車に戻したときでした。
「ピーンポーン」
無線配車のチャイムが鳴ったのです。私は習慣でしょうか無意識のうちに
配車了解ボタンを押したのでした。
ご婦人はその音を聞いて
「あら、この音なあ~に」
「あっ!しまった!押しちゃいました。いゃーゴメンナサイ仕事が続きます。こんど是非に・・・・・」
いやはやモニター画面には次の配車先が表示されていたのでした。
こちらをクリックして頂けると嬉しいです!
郊外の村山団地までお送りして空車になりその帰り道でした。
この団地の入り口のそばにあります「赤ちょうちん」の前で女性が大きく手を
振ったのでお乗せしたのです。中年の熟れた感じの女性でした。
「どちらまで参りますか」
「運転手さん今、何時」
「えーと2時少し前ですが」
「あそー、じゃー幸町のスナックPまで行って」
このスナックは車庫に近いのでラッキーと思いこれで今日は終わりにしょうと
決めたのです。途中、このご婦人お酒を召し上がったようで他愛ないことを
話かけてくるのです。
「まったくねぇー、一人は寂しいよねぇー」
「そうですよね、生きていますと色々ありますから・・・・」
「私なんか主人が長いこと単身赴任でね・・運転手さんなんか寂しいときってある?」
「そりゃーありますよ、誰でもそうだと思いますよ」
「じゃー、そんな時どうするの」
「そうですね、酒とかカラオケとか、あと友達とワイワイでしょうか・・・」
「カラオケするんだ」
こんな会話をしていますと、今日はこれで終わりだし、カラオケをしたい
気持ちに急になったのです。
「スナックPのカラオケの音響はすごくいいですよね」
「あら運転手さん、P行くんだ、だったら一緒にカラオケしようよ」
結局、私は仕事を終えてこのスナックに行くことにしたのです。
ご婦人からタクシー料金を頂いてメーターを空車に戻したときでした。
「ピーンポーン」
無線配車のチャイムが鳴ったのです。私は習慣でしょうか無意識のうちに
配車了解ボタンを押したのでした。
ご婦人はその音を聞いて
「あら、この音なあ~に」
「あっ!しまった!押しちゃいました。いゃーゴメンナサイ仕事が続きます。こんど是非に・・・・・」
いやはやモニター画面には次の配車先が表示されていたのでした。
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Posted by takachan
at 09:56
│Comments(7)
無線配車はなかなか自分の思いどうりにはいきませんよね。
そしてドライバーは常にGPSによって管理監督されていて無言の圧力ですね。
立ち食いそばをゆっくり食べたい気持ちヨ~ク分かります。
健康と安全運転で乗務してください。
タクシー3年目の私の場合はまだ慣れませんね。配車の無線音がするとビクっとします。タクシーを始めた頃は後方確認をろくにせずに飛び出してヒヤッとしたことがあります。
台数の多い東京と違ってGPSでのべつ管理されている感じがしてちょっと息苦しいですね。泊り明けの今朝も駅で立ち食いそばを食べていたら携帯が鳴り「何度配車してもボタン押さないでなにしてるんだ、この時間は駅にはアンタ1台しかいないんだから」と怒られてしまいました。
この場合は縁がなかったと言うよりも、担当車に救われたと言う感じがします(^-^)
確かに一日中タクシーに乗務していると、人生の凡ゆる場面に遭遇しますね。
お客様の人生の、ほんの一場面で、細やかなお手伝いをさせて頂き料金を頂く。
そして時々「有難う」や「助かったよ」の言葉まで貰える。
※その瞬間は会社とか営収とか一切関係なく、純粋にタクシーを乗務していて良かったと思える宝物ですね♪(^-^)/
そして普段の習慣が二人を引き離したのでした。
koyuriさん、タクシーってほんとに面白いですね。
タクシーのメーター類は反射神経的な動作が多いですね。
ほんとにタクシーやっていますといろいろなシーンに出くわしますね。心が揺れ動くこともたまにはあって・・・・。
やはり無線配車でご縁がなかったのでしょう。
ともあれ、習慣というのは恐ろしいと思うコトって、結構ありますね。
僕も油断してると、反射的に応答ボタンを押してしまうんですが、実車ボタンを押す時間に制限があるので、応答してからドキドキした事もあります。
しかしマジメな感じのtakachanさんの、意外な一面を見た気がしました(笑)
無線配車に救われたのか?
それとも…