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Posted by たまりば運営事務局  at 

2008年09月24日

神風タクシー

 東京オリンピックが開催されました昭和39年ころのおはなしです。オリンピックに多くの外国の方が日本を訪れました。そしてタクシーをよく利用されたそうです。
その時ある外国の方がタクシーにお乗りになって、あまりのスピードと乱暴な運転とで怖くなりまして
  「オー、カミカゼタクシー」
と叫んだと当時の新聞が伝えたのを思いだしのです。
 
この「カミカゼ」とは、かっての第二次大戦末期に戦闘機に爆弾を積み20歳そこそこの若者をパイロットにして敵艦めがけて体当たりしたあの「神風特攻隊」のことなのです。とても恐ろしい事でした。
 
 当時のタクシー事情はこんな様子でした。メーターを入れない「エントツ」や「乗車拒否」そして「チップの強要」などなどモラルもなにもない状況が一部にありまして大きな社会問題にもなったのです。そのようなことから当時を知る人のなかにはタクシー運転手を「雲助」とか「籠かき」と呼んでいたようです。今おもうととても悲しいことなのです。結局タクシー業界みづからが自分たちの社会に対する信用低下を起こしていたのです。
 そのような事がありまして当時の運輸省(現国交省)が「タクシー近代化センター」を設立して悪質なタクシー会社や運転手のお目付け役になったのです。
 近代化センターでは悪質な事業者に対しては許認可の取り消しや営業車両の使用停止、そして運転手には乗務員証を登録制度にして違反者には点数制にして違反が重なりますと登録が無効になり乗務出来なくなるのです。
    そして評判の悪い会社が次々と淘汰されていつたのです。


                                      
  


  • Posted by takachan  at 15:40Comments(10)