2008年03月09日
愛の確認
先日の深夜ご夫婦をお乗せしたのです。お二人ともお酒をお飲みになってのご乗車でした。ドア-を閉めたとたんです。
「あなた、さっきの店であの女の人じぃーつと見つめていたわよねー。なんなの」
乗ったとたん、いきなりですよ。その言葉で私が怒られているような気がしたのです。ですがその口調はどこか女優の中村メイ子さん的だったのです。そして、ご主人が穏やかな感じで
「そんなことありませんよ」
「でも、あなたあの目つきはきっと色目ですよ。あなた、ああいうタイプ好みなんですか」
そしてお二人で延々と色目の議論がつづいたのです。
そして一段落してご主人が
「すみませんね。運転手さん。騒がしくて家内少し酔ってまして・・・」
「いえいえ、そんなことありませんからどうぞおつづけ下さい」この言葉で再び奥様のご発言
「わたしはね、あなたの愛を確かめたいの。二十年共働きして一生懸命やってきたわ。家のローンも終わりました。子供も育てあげました。でもねあなた、お母さんの前でどおして私を優しくしてくれないの。それがとっても悲しいのよ」
「・・・・・・・」
「私を守ってほしいのよ。あなたに」
涙声でご主人に問いかけておりましたが、軽い寝息が響いてまいりました。
「寝ちゃちたわ。お話してもいいですか」
「どうぞお聞かせください」
「運転手さん、愛ってなんだと思います」
「うーん愛ですかー。とってもむずかしいですねー」
「私が思う愛はね、主人がわたしのことを思ってくれる気持ちとか、それと・・・」
そしてしばらく沈黙がつづいたのです。私は場をとりつくるように
「そうですよね。お互い思いやる気持ち大事ですよね。そして奥様がおっしゃりかけた「それ」も大切だと思いますよ。きっと・・・・・・・」
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「あなた、さっきの店であの女の人じぃーつと見つめていたわよねー。なんなの」
乗ったとたん、いきなりですよ。その言葉で私が怒られているような気がしたのです。ですがその口調はどこか女優の中村メイ子さん的だったのです。そして、ご主人が穏やかな感じで
「そんなことありませんよ」
「でも、あなたあの目つきはきっと色目ですよ。あなた、ああいうタイプ好みなんですか」
そしてお二人で延々と色目の議論がつづいたのです。
そして一段落してご主人が
「すみませんね。運転手さん。騒がしくて家内少し酔ってまして・・・」
「いえいえ、そんなことありませんからどうぞおつづけ下さい」この言葉で再び奥様のご発言
「わたしはね、あなたの愛を確かめたいの。二十年共働きして一生懸命やってきたわ。家のローンも終わりました。子供も育てあげました。でもねあなた、お母さんの前でどおして私を優しくしてくれないの。それがとっても悲しいのよ」
「・・・・・・・」
「私を守ってほしいのよ。あなたに」
涙声でご主人に問いかけておりましたが、軽い寝息が響いてまいりました。
「寝ちゃちたわ。お話してもいいですか」
「どうぞお聞かせください」
「運転手さん、愛ってなんだと思います」
「うーん愛ですかー。とってもむずかしいですねー」
「私が思う愛はね、主人がわたしのことを思ってくれる気持ちとか、それと・・・」
そしてしばらく沈黙がつづいたのです。私は場をとりつくるように
「そうですよね。お互い思いやる気持ち大事ですよね。そして奥様がおっしゃりかけた「それ」も大切だと思いますよ。きっと・・・・・・・」
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